会長方針

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ご挨拶

会長 西條 清和

 今年度創立89年を迎える歴史と数々の足跡を残す仙台ロータリークラブで、皆さまと同じこの時代をご一緒できる奇跡の出会いとご縁に感謝し大切にし、クラブライフを共に「心愉しく」過ごせるよう、力を尽くしてまいりたいと存じます。極めて至らぬ身ですがどうぞご指導ご支援たまわりますようお願い申しあげます。

 今年の仙台RCは年初から会員の転勤等による退会が相次ぎ、先月までの半年間に20人の方が退会され今後新入会員をお迎えする予定という、近年になく多くの会員が短期間に変動する状況にあります。

 その現況でクラブ運営にあたっては、変えてはいけないロータリーの理念を守り、変化すべきは世の動き等に柔軟に対応しつつ、みんなでお互いに「心愉しく」ロータリーライフを過ごしたいと考えております。会員相互の親睦を深め、お一人ひとりと奉仕の絆を謙虚に紡ぎ、「和気藹々(あいあい)」明るく、矜持を胸に、心地よく楽しんでいただけるよう努めてまいりたいと思います。

 ロータリーの活動を理解し実践する上で歴史的世界的に不可欠な役割を果たしたガイガンディカー(Guy Gundaker 1923-24 RI会長)は、ロータリーのバイブルといわれる「ロータリー通解」とその解説などで「ロータリークラブは多くの出会いや親睦、学び、奉仕、感動を通じて、会員の人生を豊かにしてくれる」等、今も示唆に富む内容を説いています。

 加えて、「幸福感は貢献感である」という考え方(アドラー心理学)は、ロータリークラブの「奉仕の理念。個人や社会生活において奉仕を実践すること」と相通ずる価値観を持っているように思います。well-being(個々人が感じる幸福・満足感、生きがい)にも通底するのではないでしょうか。

 今年度のクラブ運営の方針は、次のとおりです。
 例会は親睦と学びの場です。ロータリーの理念と本質をみんなで再認識し、親睦と交流を深め会員の意欲向上に繋がる魅力ある例会をめざします。会員相互の理解と懇親を深めていただくよう各テーブル懇親会開催もお願いいたします。

 各委員会の活動は例会開催とクラブ運営の両輪をなします。各委員会の課題等を推進し結果としてロータリークラブの価値を高め会員の達成感を得られるよう、会員相互の活発な交流を支援します。各委員会の懇親会もお願いいたします。

 会員増強はロータリークラブの大きな課題です。新規会員獲得に努め女性会員の入会促進も図るとともに、かつて仙台RC会員だった方が退会したままになっている企業等へ再入会を働きかけます。

 一方で、宮城県は小中学校における児童・生徒の不登校率が全国最多であり、深刻な課題となっています。仙台RCとしては、仙台市の不登校児童生徒対策の一助となる支援を行うため、関係施設へ学習機材等を寄付することを検討し地域貢献と社会奉仕に努めたいと思います。RC活動が地域から喜ばれ社会的認知に少しでも繫がれば幸いです。

 四大奉仕委員会のクラブフォーラムではロータリーの奉仕の本質・目的と手法、地域との関わり、SDGs、多様性などについて学びましょう。

 国際奉仕にあたっては、国際親善、ロータリー財団、世界社会奉仕、米山各委員会における諸活動と国際交流等を推進したいと考えております。

 また、ニコニコボックスは感謝、幸せなどのお気持ちの発露、好意であり、少しでもお願いし、「奉仕、支援」に効果的に使わせていただきたいと思います。重要なロータリー財団、米山記念奨学会へのご高配もお願いいたします。

 今年度は本クラブから輩出した第2520地区加藤雄彦ガバナーの年度でもあり、ホストクラブとして様々な支援応援を行います。

 また、来年度は仙台クラブ創立90周年を迎える年度であり、「創立90周年行事準備委員会」を立ち上げ、記念式典、記念行事など準備を着実に進めます。

 懇親を一層深め皆さまとともに地域社会への奉仕や貢献を行いながら、同じ時代を、寛容の思いを寄せ合い心愉しく、胸に残る年度としてまいりたいと存じます。
どうぞよろしくお導きくださいますようお願いいたします。